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矢切の里文学祭~第六回初恋短歌大会~平成23年10月29日

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矢切の里文学祭~第六回初恋短歌大会~が開催されました。一般の部に114首、学生の部に749首の応募がありました。選歌発表と表彰式において、選者の久々湊盈子先生と塩入照代先生から一首一首ていねいにコメントをいただくと共に、入選者から作品への想いを語っていただきました。毎回、心が熱くなる作品に出会います。「初恋」というテーマは小学生には難しいと思いますが、このテーマを通して、親と子や、祖父母などと茶の間の話題に取り上げていただき、年を重ねた方々には自分史としてその時代を語り、これから先の人生を生きる希望にしてほしいと願うと共に、親子や家庭の絆を改めて見つめてほしいと願っています。地元郷土文化である矢切ばやしを矢切囃子会の皆様に披露していただき、野菜の販売(矢切地区の若い農家の方による無農薬野菜)、コーヒーの販売(初恋短歌大会のためにブレンドしてくださった初恋珈琲)、松戸戸定邸売店、松戸手作り甲冑愛好会による、すべて紙で作られた手造り甲冑の展示などで盛り上げていただきました。

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                 ☆・:.,;*短歌上位入賞者・:.,;* ☆
▲一般の部(久々湊盈子先生選)
○初恋短歌大賞      古稀祝う齢となりても君思う心はいつも昨日のごとし 石塚和夫
○松戸市長賞       軍服のりりしき姿で別れゆきし君を恋ひをり敗戦記念日 板橋光枝
○松戸市教育長賞    濃紺のダッフルコートのポケットにためらいながら手と手をつなぐ 一条美瑳子
○松戸市観光協会長賞  長きショールに共にくるまり歩きたる杳き日よ今に忘ることなし 杉田いせよ
○伊藤左千夫賞     一言も言へず渚に駒下駄の歯形をおきし葉月の夕べ 斎藤松枝
○矢切地区風致保存会賞  初恋を明日は告白すると決め淡い浮雲窓に見ていつ 今井淑子
○野菊の墓短歌賞    初恋の君住む町を通る度今もときめく七十路なれど 渡辺志津子
○選者賞         「冬の旅」ながるる雪の喫茶店地下に潜ると君は言いけり 佐方三千枝

▲学生の部(塩入照代先生選)
○初恋短歌大賞  消しゴムを拾ってくれる君を見てよろけるふりして手と手が触れる 稲本里穂(矢切小)
○松戸市長賞     新緑の木漏れ日のようにまぶしいよ君の笑顔が輝いている 小笠原悠(二中)
○松戸市教育長賞  ひぐらしの声にさそわれふり向けば白い帽子の君が手を振る 荒川雅貴(一中) 
○松戸市観光協会長賞 神様に止むなと願う雨やどりきみの近くにもう少しいたい 永沼望 (宮城県名取市立第二中学校)
○伊藤左千夫賞  君のためビッグになると決めたいまだから何でも頑張れるんだ 鈴木哲平(二中)
○矢切地区風致保存会賞 あえぬ日々心のおくがいたみだすはねがあるならとんでゆきたい 竹村渚沙(矢切小)
○野菊の墓短歌賞  好きなのかよく分からないドキドキ感今日の洋服はかわいく決めて 篠澤美雨 (柿の木台小)
○選者賞   洗わない君とつないだ初めてのぬくもり感じたこの右の手を 雑賀百渚 (一中)    



今までの上位入賞者の作品を松戸建築士会のご協力をいただき、矢切苑の道沿いに建立いたしました。是非お立寄り下さい。今後野菊の墓文学碑のある野菊苑までの道沿いに建立していく予定です。

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by yoshikazunet | 2012-04-25 14:09


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